みんなの童謡 第4集 [DVD] 掃除なり、Webブラウズなりで、体や目がTVに集中していない時も、比較的TVがついているときが多い日常を送っています(^^;;。

 そんなときにたまたま流れてきた『童謡』、かわいい魚屋さん。
 ところが、これがなかなか・・・、聞き流せないアレンジなのです。


 だからといって、童謡がメタル調になっているとか、「かわいい」はずの魚屋さんがブサイクとかいうことではありません(^^;;。

 メロディに対する和声付けに『えぇ~~、そうくるぅ~~??』みたいな感じです。

 童謡は、特定の2曲程度を約一ヶ月間、週に一回程度、TVで放映されていました。
 その都度、驚いていたものの、編曲者のテロップは、曲の冒頭だけ。
 だいたい、気付く時には、既に遅く、テロップは消え、誰だか分からない状態・・・(;;)。

 と・・・

 「かわいい魚屋さん」のメロディは、いわゆる「四七抜き音階」です。おまけに、下中音で節が終わってしまうわけです。

 単純にハ長調とした場合には、上主音の出現頻度が全体に少ないこともあって、要領を得ないと、『曲の最初から最後まで C Major』とかいうことをやりかねません。
 もちろん、下中音があるので、少し掘り下げたときには、コードネームで言えば、C6 でOK!みたいな感じです。

 ところが、偶成和音は入るわ、終わりは、Ⅵ+ (A Major) になるわ、ブリッジにドミナントモーションのゼクエンツ(シーケンス/反復進行)は入るわで、響きとして飽きさせません。
 曲中には無邪気な「合いの手」も入り、一回目と二回目で定位が変わったりして、細かく凝っているところも面白いところです。

 曲のアレンジを託されて『これ、オケと斉唱に展開してね』とか言われたら、メロディの持つ特性から、押さえたエクリチュールはフル動員させると思います。
 管弦楽法は勿論のこと、対位法的、和声的にも・・・。
 「理論」は、そういうときに使うものですしね(^^)。

 「やっぱ、ここまでやっちゃうよな・・」と思いながら、作業の手を止め、聴き入ってしまいました(^^;;。
 こういうアレンジの上で歌うのは、案外気持ち良いんですよ・・・、実は。

 そんな状態で、半ば興奮気味?でCD化されていなかった、この音源がDVDでリリースされていたようなので、早速購入。


みんなの童謡 第4集 [DVD]

みんなの童謡 第4集 [DVD]


 映像は可愛い子どもたちが出演していましたが、このDVDを再生させるまで記憶に無かったのは、言うまでもありません(^^;;。

 「かわいい魚屋さん」は、上柴はじめさんのアレンジです。
 上柴さんのアレンジでは、他に「金太郎」が入っています。
 さすがに「かわいい魚屋さん」ほど、メロディの下で鮮やかなコード展開はしない感じですが、オーケストレーションは、どちらの曲も、かなり面白いです。

※用語に Wikipedia のリンクを貼ろうかと思ったのですが、やめました(^^;;。