三江線の行程も 2/3 ほど進んできました。
常に寄り添っていた江の川も、見えたり見えなかったり、直交したり・・・と、車窓からの見え方も変わってきました。
少し大きめ・・といっても無人駅の『口羽駅』で対向列車との交換待ちで15分停車です。
相変わらず、乗車ゼロが続いています。
当然?口羽駅からの乗車もゼロです(^^;;。移動手段としての『三江線』は完全に地域の人々には無視されてしまっているのでしょうか・・。
15分もあるので、陽の落ちかけた口羽駅で、撮影(^^;;。

三次に近くなってきたこともあり、三次方面行きが増えています・・、が・・
それでも、1日5本(汗)。
江津まで乗り換えなしで行けるのは、早朝の『浜田行き』のみ。

昔は1両ではなかったのか、ホームの有効長は長め。しかし、来る車両は、いつも?1両・・・。
と、駅のホームで色々と撮影していたところ、運転手さんが『お客さ~ん』と、車両のそばから私を呼びます・・・
『どちらに、向かわれますか?』
「えぇと、三次から、備後落合の方向に抜ける予定ですが・・・」
『そうですかぁ・・、実は、交換待ちの列車が三次出発の時点で10分程度遅れていまして・・・、その分、こちらの発車が遅れてしまうんですよ・・・』
「そういえば、三次の乗りかえって、あまり時間の余裕がなかったかも・・」
『そうなんですよね。分かりました、備後落合行きに待っていてもらうように連絡しますね』
・・・
「!!!」
待っててもらう?東京でも、終電の接続を取るために待っていてくれることはあるものの、この辺りでは、日中でも・・あるんですねぇ。
運転手さんは無線でゴニョゴニョ・・と、どこかと連絡を取った後・・・
『お客さん、もう大丈夫ですよ。三次駅で待っていてもらえることになりました』
『ホームは少し離れているのですが、大丈夫ですよ』
とのこと(^^;;。
私のために、次の乗り継ぎとなる備後落合行きが、三次駅で発車を待っていてくれることになりました(^^)。
乗客が複数いれば、まだ良かったものの・・・、私のために(汗)。
ちょっと気が引けます(^^;;。
そして、『途中から、山陰地方に引き返す、三次からのバス』のルートは、この宣言によって消滅(汗)。
宣言してしまったことあり、行程を全うする以外に道はありません(汗)。
と、なかなか来ない対向列車を待ちながら、運転手さんとトーク(^^;;
『三江線は、二週間に一回走るんですが、いつも乗客はこんなもんです(つまりほぼゼロ)』
『青春18切符が有効な期間では、「乗りに来た」っていう人に遭遇することもあるんですけどね・・・』
『この口羽で乗ってこなかったら、多分、三次までもう誰も乗ってこないと思います』
シルバーウィークも明けた、普通の日。
全国的?にも「普通の一日」になっていたかと思います。
そして、全線の中で、一番乗客数が多かったのは、私を除けば3人・・・。
人の移動が少ない、昼間の運転ということもあるのか、行程の半分くらいの石見都賀から、ゼロということになってしまいます。
今まで、ローカル線に乗車することがあまりなかったこともあって、この状況には驚かされ、運転手さんの語り?に、ひたすら頷くだけで、返答も出来ず・・・。
日常、この乗客数では、メンテナンスを含めれば、明らかにペイできなさそうです。
勿論、安全であることは最優先でしょう。
しかし、そのような中で、さらに収益を上げることも必要だとすれば、優先されるべきメンテナンスも省けるところは省いた・・・という結果として「木をこすってもそのまま」という現状があるのかなぁ・・と思いました。
地域ローカル線では、よく『もっと乗りましょう』的なキャンペーンを展開しているようなニュースを見ることはありますが、ここで見た現状は想像以上でした。
と、色々考えていたところで、ようやく・・・対向列車がやってきました。

さすがに、下校時間に合わせた列車なのか、多少乗客がいるようです。
行程を進めます。

夕やけに照らされる、江の川と直交。
美しいです。
運転手さんの予想通り、三次まで誰も乗ってきませんでした・・・。
左にカーブし、ホームらしき灯りが見え、三次到着です(^^)。
と、ホームに降り立った途端・・・
『お客さ~ん、こっちこっち~っ!!』
駅員さん絶叫(汗)。それも2人がかり(汗)。
三江線三次駅ホームは、芸備線ホームとはかなり離れていて、ホームの端から端まで走った挙句、階段昇り降り・・・。
待っていてくれるので、走る必要はなかったのでしょうけど、乗り継ぎ列車に乗った途端『こいつのせいで・・・』という白い目?に晒されるのがイヤで・・・(^^;;。
そんな思いからか・・・。
呼ばれりゃ・・・、走ります・・・(^^;;。
私のために備後落合行きが待っていることも知ってます・・・。
でも、3時間以上も乗ってきた列車も撮影したい・・・(;;)。
で・・・
振り向きざまに「パチリ」。

真昼から陽の落ちた夕刻を存分に使った「三江線」の行程。
基本は、いろいろな表情を見せる?江の川を楽しむ感じです。
江津から乗車した場合には、進行方向左側に、川や川向こうの集落、中国の山々と素晴らしい景色が広がります。
観光資源として見れば「ない」のでしょうけど、その手付かずの色々・・・そのものが観光資源のようにも取れます。
「無」になれたかどうか・・は、ちょっと微妙ですが(^^;;、思いのほか楽しめました。
次は?宇都井駅を俯瞰してみたり、沿線にあるらしい「温泉」も楽しむべく、季節を変えて再チャレンジしたくなりました(^^)。
それまで、三江線が廃止されていなければいいのですが・・・。
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